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今、再注目の『落語』 サブカル&落語マニアに人気のワケを取材した【・・・という取材をよっぴーが受ける!】

吉田尚記アナウンサーが、“『心』に響く動画メディア grape”から取材を受けました!

その“grape”の記事をご紹介します。

 

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アニメ、アイドル、スマホゲームなど、若者を中心に爆発的なブームが起きているエンターテインメントの数々。しかし最近の若者たちが気になっているのは、なんと落語

一見渋くて、年配の方々が観に行くものかと思いきや、最近ではコミックマーケットに落語コンテンツが現れたりしているのです。一体なぜなのでしょうか?

 

現代だから起こり得る、落語ブームの裏側

今なぜ落語ブームが訪れているのか…。編集部は、大学時代に落語研究会に在籍し、現在もアマチュア落語家としての活動を継続している、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーに話を伺いました。

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――ここ数年で落語が若者を中心に人気になっていると聞きます。吉田さんの視点から、人気の兆候はどのように感じますか?

吉田アナ:僕はじいさんばあさんと一緒に東京に住んでいたこともあって、中学生くらいから普通に落語を観に行くという珍しい環境にあったんですよ。そして大学時代は落研に入って…。

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学生時代はお金がないじゃないですか。それで末広に末廣亭の深夜寄席というのと鈴本の早朝寄席というのがあって、それが500円で観られるんですよ。僕が学生だった頃は、そこにはまるっきり人がいなかったんですよ。

でも今は入れないんですよ、ぎゅうぎゅうで!「突然何が起きたんだろう」という状況です。

――なぜここ最近になって人気が上昇してきたのでしょうか?

吉田アナ:これはアイドルブームの状況と似ているんです。AKBやアイドリングしかいなかった時代は、情報導線が全くなかったんです。

Rock concert. Light show,Public, France, Europe

でもなぜアイドルブームが終わらなかったのか…。それはSNSがあったから。

落語も同じで、今まで100人の人を落語に集めようとすると演芸専門誌の「東京かわら版」と「ぴあ」しかなかったんです。

そこにSNSが出てきて、集客ができるようになったんです。今は多くの落語家さん、SNSやってますからね。

――なるほど。SNSから情報を得られても、まず興味を持つきっかけが必要かと思います。その”きっかけ”は何だと思いますか?

SNSで人が集まるという流れがある中で、じゃあ最初に始めるきっかけは…というと、漫画の『昭和元禄落語心中』があります。実は何年かに一回のペースで、落語が題材になった映画などの作品が公開されているんですよ。

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でもここまで落語の扱いがまっとう、というか、いいと思えるのはなかったと思います。漫画自体のストーリーと、漫画の登場人物がやる落語の演目がリンクしていたりと、落語ファンのツボをついてくるんです。

もう一つは、落語の『女性ならではの見かたを打ち出した』漫画だと思うんですよ。落語のファン層は特殊で、男ばかりとか女ばかりじゃなくて、元々男女半々くらいだったんです。

でも最近は女性の落語ファンがさらに増えて、寄席とかに来ているんですよ。

 

話題の落語を取り入れた動画も

落語の人気は、他のエンターテインメントのジャンルにも影響が出ています。例えば2月14日に公開されたPlayStation 4のWeb限定動画、”PS4″ presents「GO! GO! LINEUP! RAKUGO!」。

この動画では「電子噺家・四遊亭続々」が、「PS4」の新作ラインナップを「エレクトロ落語」で紹介するというもの。声を務めるのは若手真打ち・春風亭一之輔さんと、本格的な取り組みとなっています。

この新感覚の動画を吉田アナに見てもらい、感想を語ってもらいました。

吉田アナ:まず、落語ファンに違和感をあまり与えないところがすごいですね。落語って上下(かみしも)ってあって、目上の人には右から左に向かってしゃべります。あと侍の座り方とか、色々型があるんですが…そういうところをちゃんとおさえている。

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落語家さんたちが絶対言わないって所もあります。落語は町人が登場人物だったりすることが多いので、「没入感MAXの主観視点で」なんて難しいことは言わないですよね(笑)

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それでも、多分寄席とかでこれ流したら、お客さんは「おー、おー」とリアクションして、「一之輔さん、面白いことしてるね」とか言って、受け入れてくれると思いますよ!

 

落語の心地よさと、フリースタイルラップ

この動画のすごいところは、まず全部のフレーズとリズムが合ってるんですよ。もう、これフリースタイルラップじゃん!って。

現代落語論では「落語とはリズムとメロディーである」とよく言われます。前座修行はじめの3年は「くすぐりとか面白いとか考えなくていい。リズムとメロディーが身につくまで他のことをやるな」みたいなことを言っているくらいなんです。

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落語には『言い立て』という、意味はないけれども聞いていると心地良いものがあります。例えば「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の~」でおなじみの『寿限無』も言い立てなんですが、この動画はそれに近いと思います。

フリースタイルラップにも、似たような”フロー”というのがありますが、狙っている気持ち良さが違います。それを映像作品に落とし込んだのは、おそらくこれが初めてでしょう。これ、新しいスタイルとしてありなんじゃないですか?

一之輔さん、これで落語一席やればいいのに!DJとか入れて。

――落語通の吉田アナも認めた「エレクトロ落語」動画。江戸時代から続く芸を通じてゲームを話すと、今まで気づかなかったゲームの魅力を感じさせてくれますね。

ブームと共に更なる進化を遂げる落語界。2017年の盛り上がりに目が離せません!

PlayStation®4 オフィシャルサイト

[文・構成/grape編集部]

提供  株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

 

元記事:http://grapee.jp/294535