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八雲ふみねのシネマコンプレックス

シネマアナリスト八雲ふみねさんの連載コラムです。耳寄りの映画・ODS上映作品等についてご紹介していきます。

見届けなきゃ後悔します!『3月のライオン【後編】』【八雲ふみねのシネマコンプレックス】

シネマアナリストの八雲ふみねが映画・ODS上映作品について紹介する「八雲ふみねのシネマコンプレックス」。
第28回は、4月22日から公開の『3月のライオン【後編】』を特集します。

迷っても、ためらっても、ひるんでも。それでも、闘う。

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桐山零が川本家と出会ってから一年が経過。
今では3姉妹とは、家族の一員のように食卓を囲む間柄だ。
そんな中、今年も獅子王戦トーナメントが始まり、最高峰を目指す棋士たちにはさまざまな試練が待ち受けていた。

一方、幸田家は、家族崩壊の危機に直面。
柾近は引きこもり気味の長男・歩を叱ると、反対に突き飛ばされて頭を打ち緊急入院。
また長女の香子は不倫相手のプロ棋士・後藤正宗との関係を持て余し気味で、仕事も長く続かない。
負のスパイラルは川本家にまで飛び火し、3人を捨てた父親が突然現れ、耳を疑うような要求を突きつけてくる…。

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国民的人気を誇る羽海野チカの人気コミックの連載10週年を迎える年に、運命の実写映画化。
18歳になった主人公のプロ棋士・桐山零がライバルとの戦いや川本3姉妹との交流を通じて成長していく姿を追いかけた『3月のライオン 後編』。
川本3姉妹の父・誠二郎役で伊勢谷友介が新たに加わり、さらに白熱したドラマが繰り広げられます。

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<後編>の人間模様の中で特に注目なのが、登場人物それぞれの二面性。
主人公の零は、9歳の時に家族を亡くし、父親の友人であるプロ棋士の幸田に引き取られて内弟子として育つも、幸田の子どもたちからは疎まれ、将棋が強くなることでしか生きる道が残されていない。
同じように、どのキャラクターにも他人には見せない“顔”や“事情”があることが明らかに。

それでも将棋盤を前にすると全神経を集中させ、勝負に挑む男たち。
その対局シーンからは、まるで人生そのものを映し出しているかのような緊迫感が。
迷い、ためらい、ひるみながらもそれでも闘いへと突き進んでいく姿は前編以上に凄みが増しています。

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原作は現在も連載が続いていて、アニメは10月から第2シーズンの放送が決定。
まだまだ「3月のライオン」熱が冷めやらぬ中で、実写版は一足先に、ひとつの“結末”を迎えることになります。
個人的に言わせていただくなら、神木隆之介演じる零の成長をまだまだこの目で確かめてみたい。
…と、切望せずにはいられません。

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3月のライオン
【前編】2017年3月18日から
【後編】2017年4月22日から、二部作連続・全国ロードショー
監督:大友啓史
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
出演:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶/佐々木蔵之介、加瀬亮/前田吟、高橋一生、岩松了、斉木しげる、中村倫也、尾上寛之、奥野瑛太、甲本雅裕、新津ちせ、板谷由夏/伊藤英明、豊川悦司 ほか
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
公式サイト http://3lion-movie.com/

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