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声優落語天狗連

アニメ『昭和元禄落語心中』のテレビ放映に合わせてスタートした「アニメ×落語×声優」の異色コラボイベント。その名も「声優落語天狗連」。年100本近くのアニメイベントMCを務め、落語研究会出身のニッポン放送アナウンサー・吉田尚記と、同じくアニメ好きにして落語研究会出身、イベント「渋谷らくご」をプロデュースする学者芸人・サンキュータツオのダブルMCで展開中の「声優落語天狗連」の魅力をお届けします!

あの工藤新一、ウソップが落語を? 声優・山口勝平の落語に挑戦する稽古現場をレポート

まさか、あの山口勝平に落語を教えることになるとは……

2017年5月6日の「声優落語天狗連 第十回」開催を間近に控えた4月某日。ニッポン放送某スタジオで、ある男が額にうっすら汗を浮かべ、座布団の上で大きなアクションを交えながら、よく通る声を惜しみなく浴びせて泣いたり笑ったりと熱演を繰り広げていた――。

その人こそ、山口勝平。『らんま1/2』(早乙女乱馬)、『名探偵コナン』(工藤新一、怪盗キッド/黒羽快斗)、『犬夜叉』(犬夜叉)、『ONE PIECE』(ウソップ)など、誰もが知る大ヒットアニメで人気キャラクターを演じるベテラン声優だ。そう、ここは『声優落語天狗連 第十回』で初めて落語を披露する山口勝平さんの稽古場。「声優落語天狗連」としても、業界を代表する実力派をゲストに迎えるのは初めての経験で、これまで8名の若手声優に落語のイロハを叩き込んできた稽古番・立川志ら乃師匠も、稽古期間が始まる前は「まさか、あの勝平さんに落語を教えることになるとは!」と感慨深げだったとかなかったとか!?

さて、その稽古は今回が4回目。さわやかな色合いの着物に着替えながら、志ら乃師匠と雑談をしていた勝平さんは、「今日が終わると、稽古と本番あと1回で終わりなんですよね……いやぁ、それは寂しいなぁ!」と、すっかり落語の魅力に取り憑かれたよう。志ら乃師匠からの「5回目ともなると、もう出来上がってるでしょ。とりあえず、やりましょうか」の声に促されて、さっそく勝平さんが一席を通しで披露する。

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1ヵ月間に6回の稽古を刊行。自宅練習の際に繰り返し見るために、毎回、稽古模様を撮影している。

さすがのベテラン声優、稽古への取り組み方が違う!

演目は「粗忽長屋」(そこつながや)。粗忽者の八五郎が、昨日の夜から行き倒れていたという身元不明の男を見て、「コイツは、今朝も会った同じ長屋に住む兄弟分の熊五郎だ!」と言い張り、「昨日から死んでいたのだからそんなはずはない」と言う役人に「噓じゃない証拠に、今すぐ本人を連れてくる!」と、てんやわんやの騒動を巻き起こす有名な古典落語だ。「粗忽長屋」は、名人・五代目 柳家小さんが「粗忽噺の中でもいちばん難しい」と言ったエピソードも伝わる、難関なのだ。

初の落語挑戦といいながらも、取材する私たちの目には「これで本当に初めてですか?」と言いたくなるほど、板についた感のある、流れるような勝平さんの噺。表情豊かに演じられる、粗忽者たちの愉快な掛け合いに、すっかり引き込まれてしまう。勝平さんの熱演を、じっと見つめる志ら乃師匠の目つきも真剣そのもの。メモ帳を開いて、ときどき何かを書き込んだり、大きく頷きながら、弟子の噺に耳を傾ける。話し終えた勝平さんは、「今日はお客さん(=取材陣)がいるから、緊張しましたよー」と一言。(いや、そんなふうには全然見えませんでしたけど!)

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憧れの声優を前にするも、落語の指導となると緊張感ある真摯な姿勢を見せる、アニメ大好き・立川志ら乃師匠。

そして、志ら乃師匠が、先ほど書いていたメモを見て、気になる場面を自らやってみながら、「こういうやり方もある」、「ここの人物の表現には、こんな意図があるから、こうやると分かりやすくなる」など、丁寧にアドバイス。勝平さんも、ふだんの快活なトークでは見せないような真剣な表情で、志ら乃師匠の言葉を噛みしめながらアドバイスに聞き入っていた。

なお、この稽古模様の映像は、5月6日の「声優落語天狗連 第十回」当日、会場でダイジェスト版を公開予定! ふだんはけっして見られない勝平さんと志ら乃師匠の姿もお楽しみに!

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勝平さんの稽古ノートを激写! このページ以外にもみっちりと演出や注意すべきポイントが書き込まれていました。

 

断れない状況下で落語挑戦のオファーを受けたが……

そして我々は、約1時間強にわたる濃縮した稽古を終えた勝平さんに直撃。本番への意気込みを語ってもらった。

山口 『声優落語天狗連』への出演は、僕が出ていた『昭和元禄落語心中』の配信番組「智一&勝平の落語放浪記」の収録中に、MCのサンキュータツオさんから断れない状況下でオファーを受けてしまったのがキッカケなんです(笑)。そもそも「噺を覚えられるのかな?」という、何も勝手がわからないところからのスタートでしたが、いざ稽古を始めてみると……本職の噺家さんから生意気言うなと怒られますが、落語、めちゃめちゃ面白いです!!

これまで4回の稽古は志ら乃師匠の噺を聞いて、やり方を覚えることで精一杯でしたが、今日の稽古で初めて「粗忽長屋」をやる、落語の難しさと楽しさの両方をさらに感じました。芸は盗むものと言いますが、師匠の噺と教えていただいた解釈で、一人でやっている練習ではぼんやりしていたところも、「こうやればいいのか!」とハッキリしてきました。落語は目線の先に必ずお客様がいらっしゃるので、そこも舞台のお芝居とは違う。本番当日も、めちゃめちゃ緊張すると思いますけど、頑張ります!

ちなみに、稽古途中で志ら乃師匠は、自分が高座でやった意外性満点の爆笑オリジナルパートを実演。「当日、心に余裕があったら、僕も入れてみようかな!」と言っていた勝平さんだが、果たして、その企みは実現するのか? 5月6日、皆さんの目で確かめてほしい!

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【チケット販売情報】
http://eplus.jp/rakugo10/
抽選受付期間:4月18日(火)21時00分〜4月30日(日)23時59分
一般発売(第二部のみ・先着順): 5月3日(水)21時00分〜5月5日(金)18時00分まで ※カード決済/famiポート限定