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Quick Japan 編集長と語る「刺激を求めて、手癖を破壊したい」

Quick Japan続木順平編集長 × 吉田尚記

人気カルチャー誌『Quick Japan』(太田出版)の続木順平編集長と吉田尚記アナウンサー、「雑誌」と「ラジオ」それぞれで生きる2人が対談をして、メディアの問題をあぶり出し中・・・・

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吉田:今って、本を読むモチベーションが逆になっちゃってませんか?いわゆる「なろう系」とかのライトノベルの帯に、『この物語は主人公が2度ほどピンチに陥りますが、さほどではないのでご安心してお読みください』って書いてあるんですよ。これほぼネタだとは思うんですけど、メンタル弱すぎじゃないですか?(笑)本来、刺激を与えてもらうために本を読んでいたはずなのに、今は逆で、心を落ち着かせるものの方が受けてしまってる気がする。

続木:え~。ライトノベルがそんな風になってるとは衝撃です。僕は読者が未知のものからの刺激を求めてる、と信じて雑誌を作ってるんですけどね。アーティストの固定されたファンだけをターゲットにして作るという、分かりやすくて安心できるやり方もありますけど、それもまた未知の刺激があるような見せ方が必要だったり。

吉田:「新しいことなんて起きてくれるな!」って思ってる人が読んでるんですよね、あれは。“その方がラクだからなんとなく手を出してる”っていうものは沢山あると思います。例えば、自分がサラリーマンだからってなんとなく新橋に寄ってる人って結構いるんじゃないかと思うんです。でも本当に自分が行きたいのはそこなのか…?意外と、サラリーマンが無意識に集まっているのは今どこかというと、神田だったりするんです。僕はそういう惰性の手癖を破壊したいんですけど、どうやったら変えられると思いますか?

続木:本だけじゃないものでうねりを起こさないと、多勢の人たちを変えるのは難しいなって思いますね。速報性のあるものをWebでやって、詳しい情報をラジオや雑誌で発信するとか。

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吉田:そのやり方で成功してる雑誌って世界でありますか?

続木:QJの次の特集は「BABYMETAL」なんですけど、この前イギリスのウェンブリーで公演をやった時に、現地に行って取材をしてきたんです。

吉田:えっ、現地に行ったんですか!

続木:そうなんですよ。それでイギリスに『METALHAMMER』っていうメタル専門雑誌がありまして、メタルってコアファンが多いジャンルじゃないですか。その会社を訪問させてもらったら、ラジオもウェブもあって、本にも付録がついていて。それで最近、BABYMETALを3Dの表紙にして本を出したら完売したんだそうです。

吉田:へえ~

続木:ラジオではBABYMETALの話をして宣伝できるし、Webで速報性のある情報も出せるし、それでさらに3Dという付加価値を本につければ、メタルというジャンルでも話題を巻き起こして、力をもって売ることが出来るんだっていう可能性を感じました。

吉田:お金として成立させるためには、それ以前に、“俺たちがやってるぞ”っていうビジョンを持たないといけませんよね。『Quick Japan』の場合、「Quick Japanファン」というのを作らないといけませんよね?

続木:そうですね。今までは特集にページを割いていたので、パンチ力はありましたが、発売する度に読者層が変わっていたんです。連載が少なくて、定期的な購読者が少なかった。だから今回のリニューアルでは連載を増やしたんです。今の『Quick Japan』を見て、何を発信しているのかを分かってくれて、面白そうだなと毎号買ってくれるものを作っていきたいなっていうのはあります。

2人:ステキな対談をありがとうございました。

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吉田尚記アナウンサー&長濵純yoppy編集長への独占インタビューも掲載されている「Quick Japan」125号は、昨日より発売中。今回対談に協力頂いた続木編集長が世に送り出すカルチャー誌 「Quick Japan」に今後も期待したい。

<取材・文:yoppy 編集部 大塚>

 

クイック・ジャパン vol.125
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2016年4月22日(金)より搬入
980円+税

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