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八雲ふみねのシネマコンプレックス

シネマアナリスト八雲ふみねさんの連載コラムです。耳寄りの映画・ODS上映作品等についてご紹介していきます。

なぜこんなに有村架純はカワイイのか!? 最新主演作「夏美のホタル」

明日より公開となる映画「夏美のホタル」。女優・有村架純の魅力が詰まったこの作品について、シネマアナリストの八雲ふみねさんにお聞きしました。

01

もうね、男女問わずスゴイ人気なんですよ。若手女優のホープ、有村架純さん。
例えば私の場合、映画イベントの現場、収録スタジオ、飲み会の席、などなど。
「有村架純ちゃん、カワイイよね~」と、目尻を下げてる人を何人見てきたことか(笑)。

誰かを大切に想う気持ちを紡ぐ、心優しい物語

写真家になるという夢を抱き、写真学校に通っている夏美。
同級生たちが実力を評価されていくなか、一向に手ごたえが感じられずにいた。
同じ学校に通う恋人・慎吾との仲もうまくいかない。
このまま夢を追い続けるべきか、あきらめて他の道に進むべきか。
己の才能に自信が持てず、やり場のない焦燥感を抱えた夏美は、亡き父との思い出を探す旅に出ることに。
そこは、川や林に囲まれた緑豊かな小さな村だった。
そこで“たけ屋”という小さな雑貨屋を営む親子、地蔵さんとヤスばあさんに出会い、居候することに。
ひと夏の出会いと別れを通じて、夏美は自分が生まれてきた理由と生きる意味を見つけていく…。

02

『ふしぎな岬の物語』の原作者・森沢明夫の小説を、有村架純主演で映画化した人間ドラマ。
自分の将来に不安を感じながらも出かけた見知らぬ土地で、出会った人々との触れ合いを通じて、成長していく姿を描いています。
主人公・夏美を演じるのは、もちろん有村架純。
彼女の魅力はなんと言っても、ピュアで透明感があるところ。
バイクを乗りこなす姿も一眼レフカメラを構える姿も様になり、ラフなデニムファッションもとてもお似合い。
冷静な面持ち、あどけなさが残る笑顔、無邪気な微笑み。
千葉県大多喜町の豊かな自然の舞台に、くるくると変化する多彩な表情に癒されることでしょう。
メガホンを取ったのは、人物描写に定評のある廣木隆一監督。
有村さんと廣木監督がタッグを組むのは『ストロボ・エッジ』に続き、二度目。
本作で描かれている「夏美のひと夏の体験」は、まるで「有村架純の夏休み」を共に体感しているよう。
絶大な信頼関係でつながった主演女優と監督、「等身大のヒロイン像」を共に作り上げ、女優・有村架純の新境地を開きました。

03

映画の中で、こんな台詞があります。
「才能とは覚悟すること」。
仏師の雲月が夏美にかける言葉なのですが、女優・有村架純とダブる台詞だなぁと思いました。
様々な作品・役柄に出会い、いろんなタイプの監督と仕事をすることで成長を重ねてきた有村さん。
夏美が生きる意味に気付く瞬間の表情からは、有村架純の主演女優としての自覚と覚悟が垣間見えるようでした。
本作を経て、この先彼女がどんな作品と出会い、どのような活躍を見せてくれるかも楽しみですね。

04

『夏美のホタル』は明日6月11日(土)から全国ロードショーです。

【文:八雲ふみね http://yakumox.com/ 】

 

05

監督:廣木隆一
原作:森沢明夫
出演:有村架純、工藤阿須加、淵上泰史、村上虹郎、中村優子、小林薫、光石研、吉行和子
©2016「夏美のホタル」製作委員会
公式サイト http://natsumi-hotaru.com/