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シネマアナリスト八雲ふみねさんに聞く「なぜミニオンズは愛されるのか?」

明日8月11日から全国公開となる『ミニオンズ:アルバイト大作戦』の魅力について、シネマアナリストの八雲ふみねさんにお聞きしました。

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以前、TV番組のロケでニューヨークを訪れた時のことです。街中を走るタクシーの車上に、一際異彩を放つサインボード。そこには、ギョロリと大きな目が印象的な、黄色いバナナみたいなヤツらの姿が。それは全米での公開が間近に迫った映画『怪盗グルーの月泥棒』の看板で、私とミニオンとの出会いでした。

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まだ日本でも試写が始まってないぐらいのタイミングだったので「なんじゃ、あのバナナみたいな生き物は…」というのが第一印象。しかしニューヨークのあちらこちらで見かけるうちに、だんだんミニオンたちに愛着を感じるように。アメリカを発つ頃には私のミニオン感も「なんじゃ、あのバナナみたいな生き物は…」から「これは日本でも人気が出るぞ…」に変化してました。

予想どおり、その秋日本でも公開された『怪盗グルーの月泥棒』は大ヒットを記録。その後、ミニオンズたちの活躍を描いた映画の続編やスピンオフ作品が続々公開され、いまでは世代を問わず大人気のキャラクターに成長しました。

そしてこの夏、『ミニオンズ』製作スタッフ最新作『ペット』の同時上映として『ミニオンズ:アルバイト大作戦』が全国ロードショーとなります。

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コミカルな行動に釘付け!ミニオンズの魅力とは…。

明るくて好奇心旺盛ないたずらっ子、バナナが大好きなミニオンたちがまたまた世間をお騒がせする『ミニオンズ:アルバイト大作戦』。5分足らずの短編なので、ストーリーを説明しようとするとオチまで喋りかねないので控えますが、早い話がミニオンたちがアルバイトをするワケです。

ミニオンズの魅力を語るならば、やはり彼ら特有のコミカルさでしょう。アニメーションならではの愛くるしい動きに尽きると思います。

当初、私が彼らの姿を見て「なんじゃ、あのバナナみたいな生き物は…」と思ったのは、ポスタービジュアルを見た時の話。その後、地元のテレビや映画館で “動く” ミニオンたちを見てからは「面白いなぁ~、可愛いなぁ~」と、イメージが一転してしまいました。

喜んだり、驚いたり、落ちこんだり…と、くるくる変わる表情。派手にケンカをしたり、歌ったり踊ったり…と、まぁ~るいフォルムを最大限に利用したコミカルな動き。大人も思わず吹き出してしまう毒舌っぷり。動けば動くほど個々のキャラクターも際立ち、ミニオンの虜になってしまいます!

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ちなみに、ミニオンは男の子ばかりで、いまのところ女の子は存在しません。『ミニオンズ』を手がけ、ミニオンたちの声も担当するピエール・コフィン監督によると「天真爛漫でいたずら好き。“おバカ”なミニオンたちを見ていると、どうしても女の子のミニオンを想像できなかった」んだとか。

確かに今作でも、お仕事してるつもりがブロワーで遊び始めたり、小人のオブジェに興味津々になったり…と、彼らの行動は常に予測不可能。そして普段はミニオン語なる独特な言葉を発するのに、「underwear(パンツ)」「bottom(オケツ)」といった下ネタには異常なまでに反応するのも、子供っぽいというか男の子っぽいというか…。

なんだか彼らを見ていると、3歳ぐらいのヤンチャな男の子と接しているような気分になるんですよね。この母性本能くすぐり系なキャラクターこそ、女性に愛される由縁!?ミニオン人気は当初ターゲットとしていたファミリー層よりも、女子高生を中心に広がったというのも納得です。

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最後に、実はミニオンたち、『ペット』にもカメオ出演(?!)しています。そのあたりは、同じプロダクションで製作している作品の同時上映ならではのお楽しみ。遊び心あふれる2作品の関係性にも是非、注目してみて下さい!

【文:八雲ふみね】

『ペット』(同時上映:『ミニオンズ:アルバイト大作戦』)
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2016年8月11日から全国ロードショー
監督:クリス・ルノー、ヤーロウ・チェイニー
声の出演:ルイス・C・K、エリック・ストーンストリート、ケビン・ハート、ジェニー・スレイト、エリー・ケンパーほか(オリジナル)
バナナマン(設楽統、日村勇紀)、佐藤栞里ほか(日本語吹き替え版)
©Universal Studios.
公式サイト http://pet-movie.jp/

八雲さんキャプション