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【独占連載】フジテレビのプロの皆様を前に、吉田が語る「現代オタクの作法とタブー」⑦ 生ハムと焼うどんの話

1月22日金曜日朝にフジテレビで開催されたモーニングセミナー(講師:吉田尚記)。題して、吉田尚記が語る「現代オタクの作法とタブー」。

コンテンツを作る「中の人たち」に向け、彼が語る今。
その模様を「yoppy」独占・連載でお届けしています。

7回目の今日は、「生ハムと焼うどん」のお話。

※講演の一部を記事にしております。全部を聴きたい方はページ下動画にて、配信中。

 

「アイドルのタテの歴史」

この中で「生ハムと焼うどん」ってアイドル知ってらっしゃる方いらっしゃいますか?
今、各方面で「生ハムと焼うどん」がヤバいです(笑)
ここ数か月でみなさんたぶん一度は耳にすることにおそらくなると思うんですけど。

「生ハムと焼うどん」は女の子2人組なんですけど、1人が生ハムが好きで、もう1人が焼うどんが好きっていう「好きな食べ物」から名前がついているアイドルです。

アイドルって、「前(にいたアイドル)と違う!」って思わせないと、お客さん側も飽きているんですね。

例えば、タテの歴史で言うと、その昔、アイドルは綺麗な子を芸能事務所がスカウトしてきて、アイドルとしてやってもらうという感じだった。
「技術的にはつたないかもしれないけれど、何かの魅力があるぞっていう状態だけれども、本人のモチベーションがそれほど高くない」っていう時代。
それが先にありまして、次に「ハロープロジェクト」の時代がくるんですね。
「モーニング娘。」の初期ぐらいまでは、「実は(アイドル)そんなにやりたくなかったのに・・」っていう子がちょっと交じっています。
そんな所から、子供たちがアイドルを見て「あぁなりたい」って思うようになったじゃないですか。
ハロプロ後期あたりから、もう「(アイドル)志願兵」の時代になったんですね。
そこから「モチベーションが高い子」しかいないんです。

そこが大きな「ゲームチェンジ」なんです。
「ハロプロ」が一時代を築いたのは「志願兵」の時代だった。それこそ、オーディションが見えてましたよね?

次に来たのは「AKB48」でいいと思うんですけど、AKBは、しばらく途絶えていた「接触」を持ち込んだ。
「アイドルは会えないものなのに、会える」っていうところで、「接触」の力でゲームチェンジが起きて、大きなムーブメントになった。

その後に、「ももクロ」が来たんだとすると、ももクロは「今まで、アイドルは他のカルチャーとのコラボレーションは難しい」とされていたのに、「他のカルチャーとコラボレーションすることも出来る存在なんだ」っていうことで、ブレイクした。

 

たぶん「次のゲームチェンジ」をみんなが求めている。

で、僕が「生ハムと焼うどん」でいいと思う最大の理由というのは、「アイドルなんですけど、自分たちで全部作詞作曲している」ところなんですよ。

今までのアイドルは「告知」とかしているじゃないですか。次は「○○で、▲月■日にあります」みたいな。

「生ハムと焼うどん」は高校3年生なんですけど、過去に別グループでアイドルしていたことがあって、その時から「アイドルやることは楽しい」けど「アイドルが告知しているのを見て‘つまらない’って思う」んですって。

この段階で「あっ」って思いません?

で、本人たちが工夫するとどうなるかと言うと、曲と曲の間が「寸劇」になっている。
その寸劇も作詞作曲も全部自分たちでやっている。

そういうアイドルが初めて出てきたぞ・・・っていう実感がものすごくあって。
去年の11月に僕は初めて「生ハムと焼うどん」を知って、スゴさを実感したんですけど、ここ何週間かで、「生ハムと焼うどん」がスゴいって言ってるのが、堂島孝平くん、UNISON SQUARE GARDENの田淵智也くんで、つい先日、GLAYのHISASHIさんが「生ハムと焼うどん すごい」って言ってて(笑)

あまりにも今までの枠におさまらない活動を始めちゃってるので、スタッフワークどうしていいのかわからなくて混乱しているらしいんですけど(笑)